2026年4月5日
エンタープライズ環境において、単一のAWSアカウントで全ワークロードを管理することは、セキュリティ境界の曖昧化やリソース上限の枯渇を招くため推奨されません。本記事では、AWS OrganizationsとTerraformを活用したマルチアカウント環境の設計方針と、実践的なコードによるガバナンス強化手法について解説します。
本番環境、開発環境、検証環境を物理的に分離することで、影響範囲を極小化します。基盤となるOrganization(親アカウント)からSCP(Service Control Policies)を適用し、意図しない高額なサービスの起動や特定リージョン外へのリソース展開を強制的にブロックします。
各アカウントのネットワーク基盤(VPC, Subnet, Transit Gateway)やセキュリティ基盤(CloudTrail, GuardDuty)は、中央集権的に管理されるTerraformモジュールとして定義します。これにより、新規アカウント発行時に常に「セキュアな標準環境」を提供することが可能となります。
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